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photo: flickr / fauxto_digit 写真は本文と無関係です
ダニエル・ピネド=ヴェラパティノは警察に追われることに耐えきれず、なんとかしてそのストレスを解消したいと感じていました。そこで彼は、追跡劇の真っ最中、見知らぬ女性の家に立ち寄ると、そこの家の猫と遊びはじめました。全ては21歳のヴェラパティノが1万5,000ドルを盗んだとフロリダ州の友人から告発されたことに端を発します。8月26日の朝、ヴェラパティノは盗難の届けが出ているレクサスを運転して、マイアミ近郊のとある交差点で当て逃げ事故を起こしたところを警察に発見されます。ヴェラパティノはハイウェイをボカラトン方面に逃走し、警察は追跡を開始しました。カーチェイスが展開される内にヴェラパティノは袋小路に入り込み、消火栓に衝突したあと、パトカーに二度ぶつかり、ぬかるみに車を乗り入れて動けなくなりました。そこでヴェラパティノは車をあきらめ、徒歩での逃走に切り換えました。なんとか追っ手をまくと、キャンディス・ヌーナン宅の裏庭に這入り込んだのです。
ヴェラパティノは造園業者と身分を偽り、ヌーナンに水を一杯求めました。ヌーナンは承諾したのですが、水を持って戻ってきたところ、なんとヴェラパティノは居間の床に寝転がって猫と一緒に遊んでいたのです。「奇妙な、非常に奇妙な光景でした。彼はうちの猫を撫でていました。麻薬を吸っているか、精神が薄弱なのかもしれない、そんな風に思いました」とヌーナンは語りました。しかし警察が近所までやってくるとヴェラパティノは再び逃げ出し、すぐ側の運河に飛び込みました。そしてとうとう警察の手で水中から引き揚げられ、ご用となりました。今後ヴェラパティノは数多くの罪で追及を受けることになりますが、1万5,000ドルについては、母親に借りていた金を返すために盗んだと供述しています。

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via: newser