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photo: pixabay
Mirror紙に寄せられた心霊体験談から。数が多いので何回かに分けてお届けします。ハロウィンに向けてどんどん増えているようですので、訳し終わるかどうかも分かりませんが、こうしてすぐに集まるところがいかにもイギリスですね。これは創作ではなく、全て実際の体験談である点に注意する必要があります。
ロンドン
私が誰だか分かるかしら

私はロンドン北東部のウォルサムストーにある公営住宅に住んでいました。黒い服を着て白いロープ状の帯を腰に巻いた女性を見ました。

髮の色は黒に近く、肌は色白でした。体つきはがっしりしていました。裾の長いドレスに触ってみましたが、滑らかな木綿生地でした。

その存在は私に向かって、「私が誰だか分かるかしら」と言いました。こちらに近づいて来ようとしましたが、何かの見えない力によって引き戻されてしまいました。

これは1970年の出来事です。当時私は11歳で、その瞬間は全く怖さを感じませんでした。リビングルームの椅子に座って、何が起きたかを両親に話したのですが、その時に怖くなって来て、部屋の灯りを点けて寝ました。

56歳になるのに、未だにこの出来事を忘れることができません。

——エセックス州ホーランド・オン・シー、スーザン・ヴァウスデン


オックスフォードシャー
ベッドの足元に座る少女の霊


私は夫と二人の子供とともに、オックスフォードシャー州アビンドンにある、ヴィクトリア時代に建てられた二軒一棟の家に住んでいます。

主寝室にいつも何かがいるような気がしていました。飼っていた猫も、部屋の角の一点をじっと見つめていることがありました。

ある夜、目が覚めてみると、濃い髪色をして白いナイトガウンを着た女の子がこちらを見つめていました。このことは誰にも言いませんでした。

すると別の晩のことですが、私の娘が、ベッドの足元に女の子が座っていると言い出したのです。また、夫はこうしたことにとても懐疑的なのですが、朝、目を覚まして、私がベッドの足元に座っていると思ったそうです。でも私は娘の部屋で寝ていたのです。

夫は声を掛けましたが、女の子は消えてしまいました。家族同士で話し合ったことはなかったのですが、皆同じものを見ていました。

お祓いをして祈りを捧げたところ、それ以来出てこなくなりました。

——オックスフォードシャー州アビンドン、ジュリー


バーミンガム
フルーツを食べて健康に気を遣おうとした幽霊

ちょっと変な話です。当時、私は15歳で、12歳の妹と一緒に家で留守番をしていました。二人でラップトップPCをいじっていました。午後4時ぐらいで、母親は買物に出かけていました。

リビングルームに座っていると、台所にある朝食用カウンターの上で大きな音がしました。

そちらを見ると、フルーツが山盛り乗った篭が右へ左へと大きく揺れ動いていました。その動きは大変に速くて、コインがぐるぐる回りながら倒れる、あの動きに似ていました。

篭はバンと叩きつける音とともに動かなくなりました。

私たちは恐怖に息を呑み、そのまま家から走り出て、外で母親が帰宅するのを待ちました。

帰ってきた母親に事情を話したところ、夜も、昼間も、さらに多くのいろいろなことが起きているという話をしてくれました。

霊を追い出し平和を取り戻すために霊媒師を家に呼ぶ必要がありましたが、それからは何も異常は起きませんでした。

不思議な話ですよね。

バーミンガム、コナー・ティアニー

via: mirror