photo: wikimedia リンカン大聖堂
リンカン
ヴィクトリア調のドレスを着た女性がすっと消えた
昨年の10月のことですが、午後6時ぐらいでしたでしょうか、かなり暗くなって街灯が点いていました。
大聖堂から帰る途中で、超常現象が起きることでリンカンでは有名なグリーストーン・ステアーズという階段になった坂道を下っていました。
背後に足音が聞こえたのです。早足でしたので、急いでいるのだろうと思いました。
脇に避けて通してあげようとしたのですが、ちょうどその時、ヴィクトリア調の服装をした婦人が目の前を通り過ぎて、20mぐらい行ったでしょうか、すっと消えてしまったのです。
リンカンはスチームパンクの舞台として有名な都市ですし、時代めいた服装をする人たちが集まる場所もあるので、目の前で消えてしまうまで、その女性が幽霊だとはまったく気付きませんでした。
——リンカン、ディーン・アンダートン
photo: lincoln.ac.uk グリーストーン・ステアーズを坂上から見る
コーンウォール
早朝の訪問者
朝7時、ベッドに横たわる私に、誰かが階段を上る足音が聞こえてきました。
恐怖で息が止まりそうでした。不法侵入者かと思ったのですが、部屋へと入ってきた足音は、ベッドに寝ている私の横に腰を下ろしたようでした。
冷や汗が止めどなく出てきて、気を失いそうになりました。なにか亡霊のようなものだということが分かりました。
「もう行ってください」と私が言うと、誰かがベッドから立ち上がって、ドアがほんの少し動いた気配がしました。
こうしたことが毎朝、4日連続で起き、それ以降は何も起きなくなりました。
どういうことなのか理解しようとしました。というのは、誰かが私に会いに来ていて、しかし危害を加える意思はなかった、そんなことが起きていたような気がしたからです。過去の知り合いで、私が会いたいと思っている誰かだったのでしょうか。その考えが私は気に入っています。
——コーンウォール、キャズ・ブレイ
ワトフォード
窓辺の白い人影
ある晩、部屋の窓の外に白い人影が立っているのを見ました。その場所だと、実際には庭に立っていたことになります。
その夜以来、小さな白い影を見るようになり、寒さを感じるようにもなりました。
一度、寝ていた時のことですが、目を覚ましたらベッドの足の方に誰かが座っていたこともありました……。
——ワトフォード、アナベル
ヨーク
霊的な存在が物を動かす
一年半ほど前のある晩、私と彼女、そして私の友人の3人で軽く飲んでいたときのことです。外は暗くなっていました。
場所は私のフラットでしたが、脱いであった彼女のブーツが動くのを見たのです。誰かが真っ直ぐに立てようとしているような、整理しようとしているような。
彼女も動くのを見たと言っていますが、友人は見てないと言っています。これまでそのような出来事を目にしたことは一度もなかったので、不安になりました。
私のフラットは、そこに何かがいるような、ただでさえ落ち着かない雰囲気があったのです。お祓いをしてもらおうかとも考えています。
あるいは父の霊がいるのかもしれません。このフラットは元々は父のものだったのです。
——ヨーク、ゲーリー
ノッティンガムシャー
女の子の幽霊がベッドから羽毛布団を剥がした
14歳の時のことです。ベッドに寝ていると、羽毛布団が引っ張られるのを感じ、やがて身体から引き剥がされてしまいました。
見てみると、8歳になるかならないかといった女の子が、ヴィクトリア調のドレスを着て、後じさりしながら壁の中へと消えていくところでした。
翌日、母と継父とにそのことを話すと、階段で足音がするのを聞いたと教えてくれました。
母はベッドに寝ていた時に髪の毛をおもちゃにされ、継父は誰かが寄り添ってくるのを感じたことがあるそうです。
——ノッティンガムシャー、マンスフィールド、デイヴィッド・リー・パーカー
via: mirror