photo: mirror クーム修道院
ウォリックシャー
修道院の幽霊騒ぎ
以前、ウォリックシャーのクーム修道院で働いていました。ある晩、敷地の周辺を車で走っていたところ、修道僧の格好をした黒い影が車の前に立ちはだかりました。
車から出たところ、修道僧はいなくなっていました。
またもうひとつ、少女の伝説が残っています。修道院には濠があるのですが、そこに時々少女の幽霊が出現するのです。
私が遭遇したときは、少女の幽霊に真っ正面から見つめられてしまいました。しかし全く怖くありませんでした。クーム修道院には本当にいろいろな幽霊話があります。
——コヴェントリー、ディーン・ジェンキンス
スタッフォードシャー
灰色の服の婦人
かなり前のことですが、友人数人と妹とを連れて、キャノック・チェイスまでドライブに出かけたことがあります。
着いてから、車を停めて散策に出ました。先へと進んでいくと、遠くに何かが見えたのです。
立ち止まってじっとしていると、人影がゆっくりと近づいてきました。人間ではありません——幽霊でした。婦人の霊で、灰色のドレスを着て、髪の毛は長く、靴を履いていませんでした。
幽霊が近づいてくるにつれ、私は凍り付いてしまいました。友人らに婦人が見えるかと訊いてみましたが、答えはノーでした。
怖くて堪りませんでしたが、初めて幽霊を見ることができたので、興奮してもいました。その婦人の霊にはその後遭っていません。
——ヘンズフォード、エマ・ルイーズ
ノース・ヨークシャー
階段の足音
早朝、階段を駆け足で登ったり降りたりする音が聞こえます。十代の少年のような気がするのです。
自分が階段を登り降りする時には、誰かに見られているような心持ちになります……毎日というわけではありませんが、それが感じられた時は本当に気味が悪いです。
——ノース・ヨークシャー、サラ・ホプソン
ハル
招かざる客人
新居なのですが、玄関の扉についた窓を通して中の写真を撮ったのです。すると眼鏡を掛けた老人が、こちらを見つめ返していたのです。
photo: mirror
もうゾッとしてしまって、怖かったなどというものではありません。
photo: mirror
——ハル、ヴァネッサ
トーキー
謎の教会
1968年、彼氏と私は、友人2人を連れて、復活祭の週末にトーキーに遊びに行くことにしました。
木曜の夜に出発して、18歳なら誰でもそうするように、徹夜で車を走らせようということになりました。
午前3時頃に田舎の道を走っていると、老人が車の前に進み出て、懐中電灯を振りながら、後に付いてくるように言ったのです。今になって思うと変なのですが、私たちは何の疑問も持たずに老人の後に付いていきました。
photo: mirror
老人は墓地を抜けて、古い教会へと私たちを導きました。そこに車を停めると、教会の中へと招き入れられました。
内部の椅子は全部寄せられ、人々が集まって紅茶やコーヒーを飲んでいました。フライパンでソーセージを焼いている女性までいたのです。
私たちはコーヒーをご馳走になり、またドライブを続けました。この奇妙な出来事については一切疑問を感じませんでした。近くの村に給油のために立ち寄りました。
さて、楽しい週末を過ごした帰路、また教会でコーヒーを飲ませて貰おうと考えました。
敷地の周囲を全て走りましたが入口が見つかりませんでした。錆びた門に錆びた南京錠が下りているだけでした。
給油所まで戻って教会について訊ねてみると、なんと、約90年前に閉鎖されたと聞かされたのです。
——サリー、モーリーン・シアーズ
via: mirror
灰色の服の婦人
かなり前のことですが、友人数人と妹とを連れて、キャノック・チェイスまでドライブに出かけたことがあります。
着いてから、車を停めて散策に出ました。先へと進んでいくと、遠くに何かが見えたのです。
立ち止まってじっとしていると、人影がゆっくりと近づいてきました。人間ではありません——幽霊でした。婦人の霊で、灰色のドレスを着て、髪の毛は長く、靴を履いていませんでした。
幽霊が近づいてくるにつれ、私は凍り付いてしまいました。友人らに婦人が見えるかと訊いてみましたが、答えはノーでした。
怖くて堪りませんでしたが、初めて幽霊を見ることができたので、興奮してもいました。その婦人の霊にはその後遭っていません。
——ヘンズフォード、エマ・ルイーズ
ノース・ヨークシャー
階段の足音
早朝、階段を駆け足で登ったり降りたりする音が聞こえます。十代の少年のような気がするのです。
自分が階段を登り降りする時には、誰かに見られているような心持ちになります……毎日というわけではありませんが、それが感じられた時は本当に気味が悪いです。
——ノース・ヨークシャー、サラ・ホプソン
ハル
招かざる客人
新居なのですが、玄関の扉についた窓を通して中の写真を撮ったのです。すると眼鏡を掛けた老人が、こちらを見つめ返していたのです。
photo: mirror
もうゾッとしてしまって、怖かったなどというものではありません。
photo: mirror
——ハル、ヴァネッサ
トーキー
謎の教会
1968年、彼氏と私は、友人2人を連れて、復活祭の週末にトーキーに遊びに行くことにしました。
木曜の夜に出発して、18歳なら誰でもそうするように、徹夜で車を走らせようということになりました。
午前3時頃に田舎の道を走っていると、老人が車の前に進み出て、懐中電灯を振りながら、後に付いてくるように言ったのです。今になって思うと変なのですが、私たちは何の疑問も持たずに老人の後に付いていきました。
photo: mirror
老人は墓地を抜けて、古い教会へと私たちを導きました。そこに車を停めると、教会の中へと招き入れられました。
内部の椅子は全部寄せられ、人々が集まって紅茶やコーヒーを飲んでいました。フライパンでソーセージを焼いている女性までいたのです。
私たちはコーヒーをご馳走になり、またドライブを続けました。この奇妙な出来事については一切疑問を感じませんでした。近くの村に給油のために立ち寄りました。
さて、楽しい週末を過ごした帰路、また教会でコーヒーを飲ませて貰おうと考えました。
敷地の周囲を全て走りましたが入口が見つかりませんでした。錆びた門に錆びた南京錠が下りているだけでした。
給油所まで戻って教会について訊ねてみると、なんと、約90年前に閉鎖されたと聞かされたのです。
——サリー、モーリーン・シアーズ
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