2012-12-03-11

私が一〇歳の時、祖母が亡くなった。少し経ったある日、夜中に目を覚ますと、祖母が私の寝ているベッドの端に腰掛けていた。祖母は、あの世で無事に過ごしていると言った。また私を愛してくれており、いつも見守ってくれていると話した。苦しんでなどいないので、悲しむことはないのだとも言った。
私が一三歳の時、家族に問題が生じ、遠くに引っ越さなければならなくなった。夜、再び祖母がやってきて、ベッドの端に腰掛け、なにも心配することはないのだと言った。私を誇りに思うとも言ってくれた。私のことをいつも気にかけていると言った。

一七歳になり大学に通い始めた頃、祖母はまたしても私のもとを訪れた。重圧で苦しむ私の悩みをすべて分かっていた。でも大丈夫だからと言った。肩の力を抜いて、高校でやったのと同じように大学にも立ち向かっていけばいいのだと言った。

私が二五歳の時、おばが白血病で亡くなった。夜、祖母がやってきて、おばが今では一緒にいると言った。その後の消息などを語り合い、大いに盛り上がっていると話した。もうおばは苦しみから解放されたのだから、悲しまないようにとも言った。

私が二八歳の時、娘が亡くなった。祖母は私のもとにやってきて、祖母とおばとで私の赤ん坊を抱いていると言った。赤ん坊の面倒はしっかりと見ると言い、私があちらに行くその日まで、いろいろと気を配ってくれるとも言った。

祖母の訪問の度ごとに、大いなる安らぎを得ている。私にとり、それらの訪問は現実の出来事で、夢ではないように感じられる。夜中、ベッドに起き直るか、横たわったまま祖母に身体をくっつけて、いろいろな話をした。祖母はいつも私のベッドの右側の端に座る。重みがマットレスに掛かっているのが分かるし、祖母が私の脚に手を置けば、毛布を通してその温かみが伝わってくる。

とにかく、この話を誰かにしたくて。

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翻訳:雪森深一郎