First_Sergeant_B-24D_Assembly_Ship_or_Judas_Goat

第二次世界大戦、ヨーロッパ戦線。
出撃する爆撃機が編隊を整える目印とするために、目立つ塗装で編隊の先頭を進む飛行機が存在した。
イギリス上空で、各基地から飛来する爆撃機をまとめるために使用された。
これを「ユダの山羊」と呼ぶ。
ユダの山羊とはもともと、仲間を屠殺場へと引率していくよう、先頭に立つ訓練を受けた家畜を指す。自分は助かる。

爆撃機のユダの山羊は、B-17やB-24といった機種で、状態の悪いものや戦闘不能となったものが選ばれた。
思い切り目立つよう、派手な水玉模様や縞模様が機体に描き込まれた。
編隊の完成後、ユダの山羊は基地に帰投したので、それ自身の戦闘能力は問題とはならなかった。
他の爆撃機の乗組員は、この先導役に対して複雑な心境を抱いていた。

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SPOTTEDASSAPE3
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SpotCow1
SpotCow2
BirmBlitz1
YCMI448
BallofFire93

画像は一部CGによる再現を含む。

wikipedia: Judas Goat(英語)
via: American Digest
via: Neatorama
via: Mellophant