満艦飾

風景、都市、科学、動物、オカルトなどなど。 世界のウェブサイトを巡りおもしろく感じた話を日本語にしてお送りします。

アート

初夏5月、快晴の空に浮かぶ凧を眺めてスカッとした気分に。順風を捉えて明日からまたがんばろう。

mp4_000030458

短かいのですが、初夏の青空に躍動する凧を見ていてとても良い気分に浸れたので。洋凧というとビニールのぺらぺらのものしかイメージになかったのですが、こうして布で複雑な形を作るととても優美ですね。ラマ教の経旗 (タルチョー、寺院や峠にたなびいている五色の旗) が空を飛んでいる趣もあります。撮影場所はサンディエゴのエンバーカデロ地区。
続きを読む

その場にある花を使ってマンダラを作る。美しさに陶然、見ているだけでパワーが湧いてくる。キャシー・クラインによる"Danmala"。

kathykleindanmala3
photo: danmala / Kathy Klein
米アリゾナ州の芸術家キャシー・クライン(Kathy Klein)による曼荼羅(まんだら)です。ガーベラ、デイジー、マリーゴールド、カーネーション、菊といった花やその花弁を使って、その場で模様を作り上げていきます。クラインはこれらを「ダンマラ(Danmala)」と呼んでいます。サンスクリットの「ダン」(与える者)と「マラ」(花冠、花輪)とから来ています。すなわち、「花輪を与える者」という意味です。
続きを読む

貨物船の、さびが浮いた横腹の写真がなぜか美しい。写真家フランク・ハラム・デイによる"Ship Hulls"。

PageImage-508952-3380949-f34eccdbdb
photo:Frank Hallam Day
米ワシントンDCを拠点に活動する写真家フランク・ハラム・デイ(Frank Hallam Day)による船体の写真です。撮影地は、アフリカはナリジェリアのラゴスとカメルーンのドゥアラです。もともとはこれらの町の港に廃棄された船がたくさん座礁しているとの情報を聞きつけたデイが、それを題材に写真を撮ろうと出かけたものでした。数ヶ月もかけて廃棄船を撮影している内に、毎日現場まで小舟で往復する途中に見かける(現役の)貨物船の横腹に興味を持ち、被写体としての可能性を感じるようになりました。
続きを読む

粉、粉、粉。極彩色の粉が空中で爆発し、究極の美的空間を作り上げる。写真家マルセル・クライストの作品"Powder"。

Marcel_Christ_bigbang1
photograph: Marcel Christ
ニューヨークとアムステルダムを中心に活動する写真家マルセル・クライスト(Marcel Christ)による、爆発によりさまざまな色彩の粉塵が飛び散る瞬間を捉えた作品集です。マルセルは撮影対象の静物に命を吹き込む、その能力に長けている点に定評があります。「静物写真家は私の職業ではない。人生そのものなのだ」とマルセルは述べています。
続きを読む

春とは名ばかりの大雪。梅、桃、桜の花の細密画を見て春の女神に思いを馳せましょう。

5204515_orig

2014年2月14日、聖バレンタインの日、関東地方では大雪が降っています。本当に、もう立春を過ぎているので暦の上では春なのですけれどね。夜に入っても一向に衰えない雪の勢い、このまま何もかもが雪に埋もれてしまわないように、春の雰囲気が濃厚な花の細密画を見つけてきました。
続きを読む
フォローする
記事検索
  • ライブドアブログ