満艦飾

風景、都市、科学、動物、オカルトなどなど。 世界のウェブサイトを巡りおもしろく感じた話を日本語にしてお送りします。

科学

モハーヴェ砂漠の太陽熱発電所で鳥の丸焼きが量産されているらしい。これはむしろ本当にチキンや七面鳥で丸焼きを作って特産品として売り出すべきなのでは。

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photo: wikimedia
米カリフォルニア州のモハーヴェ砂漠に設置された、世界最大かつ最先端の太陽熱発電所。ブライトソースエナジー社のイヴァンパ発電所では、2分に1回、鳥が丸焼きになっていると野生生物局の担当者は語ります。鏡で反射されて集められた太陽光によって、焼け焦げてしまうと言うのです。イヴァンパ太陽熱発電システムはガレージのシャッターほどの大きさの鏡30万枚以上を使って、40階建てほどの高さの「発電塔」に太陽光を収束させることで発電します。このシステムひとつで14万戸にも及ぶ家庭に電気を供給できます。ネヴァダ州境に近いイヴァンパ・ドライレイクに位置しているこの発電所、オーナーである3社の一角をGoogleが占めています。
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朝型の人はしっかり者で、夜型の人はだらしない……なんとなく思っていたイメージが、嘘であることがアメリカの研究により分かりました。朝型の人だってやっちまうんです。

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photo: wikimedia
朝型の人と夜型の人とを比べた場合、なんとなく朝型の人の方が真面目で信頼できるように感じる——そんな風に思ったことはありませんか。だとしたら、それは間違っています。ジョンホプキンス大学のブライアン・グニア (Brian Gunia) らが発表した論文、「ヒバリとフクロウの倫理」 (The morality of Larks and Owls) によると、人の倫理的傾向は、その人のクロノタイプ (時間型) と大きく相関しているのです。クロノタイプというのは、いつ眠り、いつ起きているのがその人にとって自然な状態であるかという傾向のことを指します。その人にとって起きているのが自然な時間帯から外れたとき、人は嘘をつく傾向がかなり強くなるということです。これは実験対象となった200人の大部分について真でした。したがって、朝型の「ヒバリ」さんは夜に不正直で、夜型の「フクロウ」さんは朝に不正直であるということになります。
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人類は5万年前も踏ん張っていました。人類最古のう○ちがスペインで発見される。何を食べていたのかが分かったようです。

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photo: sci-news.com 洞窟で暮らすネアンデルタール人の集団 (想像図)
およそ5万年前のスペイン。一人のネアンデルタール人が焚火の近くでしゃがんでいました。そのネアンデルタール人がその場に残したあるものによって、5万年後、すなわち今日の科学者が非常に興奮することとなりました。いままで見つかった中で最古の人類のう○ちです。それによってネアンデルタール人の食生活に関して重要な知見が得られました。ネアンデルタール人は完全な肉食だったということはなく、根菜、塊根、ベリー類、木の実といった植物性の食物も多く摂っていたことが分かりました。ネアンデルタール人の歯に植物質の何かが付着していたといった発見は、これまで既になされていました。しかし研究者によると、食物の入口ではなく出口でなされた発見の方が、より決定的だということです。
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世界最高齢の男性が111歳でこの世を去る。超常現象研究家だったが、高齢というのは科学なのか、超常現象なのか、最後の瞬間まで霊魂と連絡を取ろうとしていたらしい。

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photo: nbcnews.com アレキサンダー・イミッチ
2014年4月に世界最高齢の男性となった超常現象研究家が、6月8日 (日) の朝この世を去りました。友人によると、命が尽きる最後の数時間、男性は自分の周囲に集まっているのを感じた霊魂に向かって、ポーランド語とロシア語で語りかけ意思の疎通を図ろうとしていたそうです。アレキサンダー・イミッチ (Alexander Imich) は1986年に妻を亡くして以来、マンハッタンの老人ホームで暮らしてきましたが、111歳でついに命が尽きました。イミッチは1903年、ポーランドでユダヤ人一家に生まれました。ライト兄弟がフライヤー号の初飛行に成功する数ヶ月前のことです (イミッチは飛行機こそが、生涯で見た中で最高の発明品だと言っていました)。第二次世界大戦中はソ連の強制労働収容所に妻と共に送られ、なんとか生き残ってみると、友人や親戚のほとんど全員がホロコーストで死んでしまっていました。1951年にはアメリカに移住しました。
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犬好きの人、猫好きの人、それぞれの傾向と違いが科学的調査により明らかとなる。うすうす分かっていた結果ではあるものの……そんなに違うのかとびっくり。

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photo: wikimedia
犬好きの人と猫好きの人はどちらも動物好きという点で一致していますが、似ているのはそこまで、あとは互いにかなりかけ離れた存在であることが、最新の研究により明らかとなりました。キャロル大学の研究者デニス・ガステロ (Denise Guastello) が率いる研究チームが、600人の大学生を対象に行った調査によると、猫好きはより心が広く、感受性に富み、枠に囚われない行動をとる傾向にあることが分かりました。これは多数派である犬好きと比較した結果です。犬好きの人はより社交的で、規範に従いやすい傾向にあることが分かりました。しかし最も議論を呼びそうなのは……猫好きの方が頭が良いことが判明したという、この一点かも知れません。もっとも、これについては詳細が明らかとなっていませんので、今後の発表を待つ必要があります。
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