満艦飾

風景、都市、科学、動物、オカルトなどなど。 世界のウェブサイトを巡りおもしろく感じた話を日本語にしてお送りします。

歴史

700年間手をつなぎっぱなしのカップル (の骸骨) がイギリスで発見される。

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photo: wikimedia
イギリスで14世紀の埋葬地を発掘していた考古学者が、珍しい発見をしました。手をつなぎながら埋葬されたカップルが、当時から今までずっとそのままでいた姿で見つかったのです。レスターシャー州ハラトンにあって「失われた」とされていた古代の礼拝堂の敷地を発掘調査したところ、他の9体の骸骨とともに、この男女2体が出土しました。2体はほぼ同年齢と思われますが、詳しい死因等については今後の調査で明かされることになります。また「ハラトンにはもっと素晴らしい教会があるのに」、そこからかなり離れたこの礼拝堂の敷地に埋葬されたのはなぜなのか、理由を探りたいと発掘を主導するレスター大学の研究者は語りました。
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イエス・キリストの話していた言葉がイスラム過激派の攻撃により根こそぎにされてしまうかもしれない。北イラクはアラム語にとり最後の安住の地だったのか。

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photo: wikimedia
イスラム過激派組織によって思いも寄らない犠牲者が生まれようとしています。3,000年以上に渡り存続してきた古代の言語や方言が散逸してしまうかも知れません。その言語、アラム語は、ニネベ平野に住むアッシリア人キリスト教徒によって話されており、大いに栄えていましたが、今月初めイスラム過激派組織"ISIS"が侵攻したことにより20万人ともいわれる人々が同地を逃げ出しました。今や難民とその言語は困難に直面していると言わざるを得ません。ある言語学者は、「北イラクのアッシリア現代アラム語を話す人々は大変な脅威にさらされています」と述べています。「それぞれの村には固有の方言があるのですが、もし村の住民が土地から切り離されて、難民キャンプや世界中の離散民族コミュニティへと追い立てられてしまったら、そうした方言が絶えてしまうことは避けられません」ということです。
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イングランドの伯爵家が売りに出した土地 (山付き) を買って荘園領主になろう。中世より続く伝統と陰謀と思惑とがあなたのものに……なるかもしれません。

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photo: wikimedia
イングランドの伝統あるロンズデール伯爵家。このほど、第8代ロンズデール伯爵ヒュー・クレイトン・ラウザー (Hugh Clayton Lowther) がその膨大な所有地の一角を売る決断を下したようです。約3億円の値札が付けられたその土地には2つの特典が付いてきます。まずは山です。ブレンカスラ (Blencathra) という標高868mの山がこの土地にはうずくまっているのです。もうひとつは称号です。この土地の所有者には「スレルケルドの荘園領主」という称号が付随することになっています。英語で書くと"Lord of the Manor of Threlkeld"です。土地を買えば自動的にLordになれるというわけです。スレルケルドというのは山の南麓にある集落で、元々はそこの名主的存在を意味したのかも知れません。
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紀元2世紀に建てられた灯台がいまだに現役として使われている、ヘラクレスの塔。お手本としたのはなんと、世界七不思議のひとつ、アレクサンドリアの大灯台。

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photo: flickr / Bernt Rostad
ヘラクレスの塔はスペイン北西部、ガリシア州、ア・コルーニャ県の中心都市、ア・コルーニャの中心部から約2.4km、北に向け大西洋に突き出す半島の先端部分に建っています。建設年代がローマ時代にまで遡る灯台で、20世紀までは"Farum Brigantium"と呼ばれていました。"Brigantium (ブリガンティウム)"はア・コルーニャのラテン語名で、ローマ時代の地名です。"Farum"はギリシャ語の"pharos"に由来する言葉で、「ファロス島」を意味します。ファロス島とは何かというと、世界七不思議のひとつ、「アレクサンドリアの大灯台」が建っていた小さな島の名前です。アレクサンドリアの港内にありました。そこから翻って、"pharos"と言うだけでアレクサンドリアの大灯台を指すようになったのです。従って"Farum Brigantium"は、「ア・コルーニャに建つ (アレクサンドリアを模した) 大灯台」という意味になります。
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ブルターニュ半島に古来より伝わる巡礼祭。遠くまで潮の引く初夏の一日、聖人の島まで馬で遠乗りする楽しさ。

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フランスのブルターニュ地方で行われている、馬による小巡礼の一日を紹介した動画です。この行事、 "Pardon aux chevaux de St Gildas"とフランス語では呼ばれているらしいのですが、直訳すると「サン・ジルダの馬によるパルドン祭」になります。これだけでは日本人には分かりにくいですね、私も調べるまでまったく分かりませんでした。

まず「パルドン祭」ですが、要約すると、土地にゆかりのある聖人の墓や聖遺物、奇跡の起きた場所などを目的地として、集落や共同体、あるいは組織単位で人々が参集し、巡礼をするという行事です。仲間がぞろぞろ集まって、日頃お世話になっている聖人様にお参りをするといった感じだと思います。この行事はブルターニュ半島の西側に固有のもので、ケルト人がブルターニュにキリスト教を伝道した時代に端を発していると言われています。
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