満艦飾

風景、都市、科学、動物、オカルトなどなど。 世界のウェブサイトを巡りおもしろく感じた話を日本語にしてお送りします。

船舶

アドリア海の底にひっそりと沈む客船「バロンガウチ」。オーストリア=ハンガリー帝国の男爵の名を負う船に思いを馳せつつ、青い光に満ちた世界を覗いてみよう。

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image: fransreef
「バロンガウチ」 (Baron Gautsch) はオーストリア=ハンガリー帝国船籍の客船でした。進水は1908年。アドリア海沿岸のトリエステを母港としつつ、同港とイストリア半島やダルマチア地方といった保養地とを結ぶ「ダルマチア高速定期航路」で活躍しました。全長84.5m、全幅11.64m、喫水の深さは7.5m。3基の重油ボイラーを備え、それぞれが個別の蒸気エンジンを駆動する、当時においては斬新な設計となっていました。エンジンは合計で4,600馬力を発揮し、17ノット (時速31.5km) で船を進めることができました。続きを読む

バングラデシュにある世界最大の船の墓場、チッタゴン船舶解体場。ここでは週平均1人が命を落とす。赤錆と太陽と潮の匂いが画面から立ちのぼる。

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photo: flickr / FO Travel
自動車、トラック、航空機、機関車といった全ての輸送機関同様、船舶にも耐用年数というものがあり、それが過ぎたものは、中身を取り出した後でスクラップにされます。こうした過程を船舶解体と言います。
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廃船の上に森が育つ、小世界が育つ。現在進行中の腐海神話。そう、実に神話的な風景です。

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photo: flickr / Andy Brill
シドニーから西へ、細長い湾を16kmほど遡った場所にあるホームブッシュ湾。今は再開発されていますが、この辺りはもともと工業地帯で、環境汚染が大変に酷かった場所です。ここに廃船エアフィールド号(SS Ayrfield)が浮かんでいます。マングローブの林で覆われ、まるでこの船自体が一つの世界のようです。
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貨物船の、さびが浮いた横腹の写真がなぜか美しい。写真家フランク・ハラム・デイによる"Ship Hulls"。

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photo:Frank Hallam Day
米ワシントンDCを拠点に活動する写真家フランク・ハラム・デイ(Frank Hallam Day)による船体の写真です。撮影地は、アフリカはナリジェリアのラゴスとカメルーンのドゥアラです。もともとはこれらの町の港に廃棄された船がたくさん座礁しているとの情報を聞きつけたデイが、それを題材に写真を撮ろうと出かけたものでした。数ヶ月もかけて廃棄船を撮影している内に、毎日現場まで小舟で往復する途中に見かける(現役の)貨物船の横腹に興味を持ち、被写体としての可能性を感じるようになりました。
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海の公爵、デューク・オブ・ランカスター号。陸に上がって35年、このまま朽ちて行くのみか、再び海に浮かぶ日は来るのか。

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デューク・オブ・ランカスター号はイングランド、ランカスターのヘイシャムと北アイルランド、ダブリンとを結ぶ航路で活躍した鉄道連絡船で、1956年にハーランド・アンド・ウルフ重工業にて建造された。かのタイタニック号を建造したのと同じ造船所だ。
当時の趨勢に従い、連絡船以外にクルーズ客船としても航海できるよう設計されている。スコットランド島嶼部やベルギー、デンマーク、オランダ、ノルウェー、スペイン等を訪れた。
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