1024px-Beachy_Head,_East_Sussex,_England-2Oct2011_(1)
photo: wikimedia
ビーチーヘッド (Beachy Head) はロンドンの南方約90km、イギリス海峡に臨む白亜の崖がゆるやかに弧を描きながら、岬のように海に突き出した場所です。保養地で有名なブライトンからは東方に約30km離れています。白亜 (チョーク) の崖は最も高い部分で海面から162mほどそびえています。白亜とは固まっていない石灰岩を指し、イギリス海峡に面したこの地域の白亜はすべて微生物の化石からできています。つまり、膨大な量の微生物の化石が高さにして162mも積み重なっているわけです。形成されたのは白亜紀後期。そう、白亜紀の「白亜」とはこの白亜から取られているのです。
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