満艦飾

風景、都市、科学、動物、オカルトなどなど。 世界のウェブサイトを巡りおもしろく感じた話を日本語にしてお送りします。

カルデラ

青い海に囲まれた青い湖。ガラパゴス諸島のロカス・ベインブリッジは天の賜物。

bainbridge-rocks-0%255B2%255D

ロカス・ベインブリッジ(ベインブリッジ列岩、Bainbridge Rocks)はガラパゴス諸島の真ん中に位置する小島の群です。その中のひとつが、写真のように見事なカルデラを備えています。中心に溜まった水は海水が浸透したものだとか。塩水なので干潟のようになっているのでしょう、フラミンゴがたくさん訪れるそうです。周囲の海と、カルデラ湖と、同じ青ながらも色あいが異なり、美しい対比を見せています。
続きを読む

こんな小さな島に完璧な円を描くカルデラが。空想と現実の間に浮かぶ不思議の島、ヴィラ・フランカ・ド・カンポ小島。

islet-villa-franca-5%255B6%255D

大西洋の真ん中に浮かぶ火山島群のアゾレス諸島。ポルトガル領のこの群島は9つの島からなり、本土から約1400km離れた沖に位置しています。9つの島の内で最も大きいのがサンミゲル島です。東西90km、南北10kmほどのこの島の中央部、その南岸に、ヴィラ・フランカ・ド・カンポ(Vila Franca do Campo)という名の人口5千人ほどの村があります。

この村の沖合い約500mほどのところに小さな島が浮いています。ヴィラ・フランカ・ド・カンポの前にあるので、そのままヴィラ・フランカ・ド・カンポ小島(Ilheu Vila Franca do Campo)と呼ばれています。写真をご覧いただけば分かるように、この島、真ん中に驚くほど丸い「プール」を抱え込んでいます。いったいどうしてこんなにきれいな円ができたものなのか……。プールの一部は縁が途切れており、そこから外海へと狭い水路が通じています。
続きを読む

サハラ砂漠の古火山、ワウ・アン・ナムス。奇観の大地、奇跡の水場。ここに入っていくキャラバンは何を思っていたのか。

1378744370_4-640x426
photo: George Steinmetz
ワウ・アン・ナムス(Waw An Namus)は北アフリカ、リビアの奥地、サハラ砂漠のど真ん中にあるクレーターです。クレーターといっても隕石が落ちた痕跡ではなく、現在は活動を停止している火山の噴火口です。直径はおよそ4km。何もない岩漠が突如として盛り上がり、そこから100mほど落ち込んだカルデラを形成しています。
続きを読む
フォローする
記事検索
  • ライブドアブログ