hrs_Santa Maria

カリブ海の国ハイチの北岸で、クリストファー・コロンブスが1492年に新大陸を発見した際の旗艦だった、サンタマリア号の残骸が発見されたようです。人類の命運を変えたと言っても過言ではない一隻の船ですが、500年以上の月日が流れた今、本当にサンタマリア号だと断定できるのでしょうか。

調査隊の隊長であり、水中考古学の先駆者であるバリー・クリフォード (Barry Clifford) は次のように主張しています。すなわち、船が見つかったハイチ北岸は、サンタマリア号が座礁したとコロンブスの日誌に記載されている地点と合致します。見つかった船はサンタマリア号と同じ大きさであり、傍で見つかった、船のバランスを取るためのバラストと思われる石はスペイン産で、サンタマリア号に積まれたのと同じバスク地方のものでした。また発見された大砲は15世紀に作られたもの、つまりサンタマリア号で使われていたものと年代が一致しています。
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