photo: flickr / Maritè Toledo
ストロンボリッチオ島 (Strombolicchio、別名小ストロンボリ島) は、ブーツの形をしたイタリア半島のつま先あたり、ティレニア海に浮かぶストロンボリ島の北東約2kmに位置する、火山性の海食柱です。島は浸食に強い玄武岩で出来ており、海面から50mほどの高さで突き出し、面積は約300平方メートルです。ストロンボリッチオは岩頸 (がんけい、火山の火口に通じるマグマが固まったもの) で、ストロンボリ島本体と同じ地質学的構造の上に乗っています。ストロンボリ島が生まれる前に存在していた火山によって作られたと考えられています。この場所での噴火は約20万年前に止み、火山活動の現場は約3km南西へと移動して行きました。
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