photo: nbcnews.com アレキサンダー・イミッチ
2014年4月に世界最高齢の男性となった超常現象研究家が、6月8日 (日) の朝この世を去りました。友人によると、命が尽きる最後の数時間、男性は自分の周囲に集まっているのを感じた霊魂に向かって、ポーランド語とロシア語で語りかけ意思の疎通を図ろうとしていたそうです。アレキサンダー・イミッチ (Alexander Imich) は1986年に妻を亡くして以来、マンハッタンの老人ホームで暮らしてきましたが、111歳でついに命が尽きました。イミッチは1903年、ポーランドでユダヤ人一家に生まれました。ライト兄弟がフライヤー号の初飛行に成功する数ヶ月前のことです (イミッチは飛行機こそが、生涯で見た中で最高の発明品だと言っていました)。第二次世界大戦中はソ連の強制労働収容所に妻と共に送られ、なんとか生き残ってみると、友人や親戚のほとんど全員がホロコーストで死んでしまっていました。1951年にはアメリカに移住しました。
続きを読む